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ベーシス・リスクとは?

ベーシス・リスクとは?

ベーシスというのは、現物価格と先物価格の差のことです。

このベーシスは、理論的には、現物を先物の受渡期日まで保有するときの持ち越し費用に等しく、受渡期日に近づくにつれて縮小し、期日にはゼロになります。

しかし、現物市場と先物市場は独立した市場なので、取引コストなどの理由によって、ベーシスは理論値から離れて変動します。

ベーシス・リスクというのは、この変動リスクのことをいいます。

ちなみに、現物と先物の実際の価格差と、持ち越し費用の理論値との乖離幅を指してベーシス・リスクということもあります。

なお、先物による現物のヘッジが完全得でない理由の1つとして、このベーシス・リスクの存在があります。

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