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株式安定工作について

株式安定工作とはどのようなものですか?

株式を長期間保有する株主のことを安定株主といいますが、この安定株主を増やすことを株式安定工作、あるいは安定株主作りといいます。

株式安定工作の目的は?

株式安定工作は、外資や仕手筋による乗っ取りを防ぎ、経験を維持することが目的です。

ただし、株式安定工作は、持合の形をとることが多いので、その分コストがかかります。

近年の株式安定工作について

株式相場の右肩上がりの神話の崩壊や、時価主義会計の導入などから株式保有のリスクも高まっており、株式安定工作は極めて難しくなっています。

ただし、最近では、2007年の「三角合併」の解禁を控え、買収防衛策の視点から事業会社が銀行に対して株式の取得を要請するケースが増えています。

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株式公開買い付け制度とはどのようなものですか?

株式公開買い付け制度というのは、企業の経営権取得などを目的として、不特定多数の株主から株を買い集めることをいいます。

なお、株式公開買い付け制度は、英語の頭文字をとってTOBと表記されます。

株式公開買い付け制度(TOB)の内容は?

TOBでは、買い付け価格、株数などを事前に公表することから、すべての株主に平等に売却の機会が与えられます。

日本では米国の制度にならい1971年に導入され、その後も数回の法改正により、より透明な制度となってきました。

ただし、ライブドア事件などを契機として、制度の抜け穴も表面化したことから、金融庁は2006年12月より新たなルールを導入しました。


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