ネット・ネット・ポジションとは?
ネット・ネット・ポジションというのは、銀行間の資金送金に伴う、個別銀行の送金額の合計と受取額の合計の差額のことをいいます。
このネット・ネット・ポジションは、相対ネットポジション※を合計したものに等しいといえます。
※取引相手行ごとの送金・受取額合計の差額です。
ネット・ネット・ポジションのマイナスについて
資金送金にかかわる支払い指図が蓄積され、ある決められた時点で資金決済される時点決済の場合、実際の決済額は、各行のネット・ネット・ポジションのプラス分(送金超額)のみでよいことになります。
なお、このポジションがマイナス(受取額)の銀行は与信リスクを負うことになります。
このようなリスクが過度に増大しないように、1990年7月には、内国為替決済に関し、ネット・ネット・ポジションのマイナスを限度額以下に収める「仕向超過額管理制度」が導入されています。 |