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新興市場向け株式市場について

新興市場向け株式市場とはどのようなものですか?

新興市場向け株式市場というのは、創業から日が浅い新興成長企業などが資金調達のために上場する株式市場のことをいいます。

この新興市場向け株式市場は、投資家にとっては、成長期待の高い企業に投資する場となります。

日本の新興市場向け株式市場は?

最も歴史が古いものとして、1963年に日本証券業協会が前身を創設した「ジャスダック」があるほか、東京証券取引所の「ヘラクレス」などもあります。

なお、性格上、上場までのハードルを伝統的な市場よりも低く設定することが多いのですが、2006年、新興企業であるライブドアの不祥事を機に、内部管理の甘い企業が多いという声が広がり、信頼回復が課題となっています。

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シンジケートカバー取引とはどのようなものですか?

「オーバーアロットメント」とは、株式の売り出しに際して、当初の予定株数に加えて、投資家の需要が強いと判断した場合などに、証券会社が追加的に売り出すことをいいます。

これに対して、シンジケートカバー取引というのは、売り出し後、証券会社が株主に借り受けた分を返却するための株式を市場で調達する取引のことをいいます。

通常、証券会社は、売り出した分の株式を売り出し後に株主から購入できる「グリーンシューオプション」と呼ばれる権利が付与されています。

なので、株価が売り出し価格を上回っていた場合には、グリーンシューオプションを行使して売り出し価格等で株式を購入しますが、株価が売り出し価格を下回っていた場合には、市場から割安に調達して株主に返却します。

つまり、価格が下落した局面においては、結果として証券会社が市場から株式を吸い上げることになり、価格調整機能が働きます。

ただし、こうした行為は証券会社の利益につながる可能性もありますので、オーバーアロットメントが可能な株数には上限が設定されています。


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