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証券保管振替制度について

証券保管振替制度とはどのようなものですか?

証券保管振替制度というのは、有価証券を集中的に保管し、口座振替により、権利の移転を行う制度のことをいいます。

証券保管振替機構は、証券会社や銀行から預託を受けた株券を保管し、株券の受け渡しを券面の授受を行わずに、帳簿上で処理します。

ただし、上場企業の株券については、2009年からは電子化(ペーパーレス化)されました。

従来、株主の権利は株券により管理されていましたが、株主の名前や住所、保有株数などを電子的に記録・管理する際に、ほふり(証券保管振替機構)が中心的な役割を果たすことになります。

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上場基準とはどのようなものですか?

上場基準というのは、株式などの証券が取引所で上場されるための基準のことをいいます。

具体的には?

取引所は独自の業務規定書を作って、投資家保護などの観点から、企業の経営内容など多面的な基準を定めていますが、具体的には、次のようなところがポイントとなります。

■企業が継続して営業を続けられるか。
■収益は確保できているか。
■経営は健全であるか。
■経営内容は適切に情報開示されているか。...など

また、発行済み株式数や浮動株式数、純資産額などが細かく規定されています。

ちなみに、株だけでも「第1部」「第2部」、新興企業を集めた市場など複数の市場を持つ取引所もありますが、それぞれ基準が異なります。

なお、市場環境証での勝ち残りのみを目指して基準を甘くすると、企業が不祥事を起こして最終的に投資家を傷つけるとの懸念もあり、バランス感覚が求められます。


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