上値というのは、現在よりも高い株価のことをいいます。 具体的には、一段と上昇するときには「上値を追う」とか「上値を試す」といい、上昇しそうなときは「まだ上値がある」といいます。
上値抵抗線というのは、株価がその近くまで上昇すると、上昇が止まり、下落に転じる水準のことをいいます。 チャートでは過去の高値と高値を結んだ線を指します。 なお、株価が上値抵抗線を上回ると、上昇に弾みがつくことが多いとされます。
アップ率というのは、転換社債を株式の転換する場合の価格のことをいいます。 わかりやすくいうと、転換価格を決めたときに、株価を上回る率のことです。 ちなみに、転換社債の仕組みも多様化してきていて、バブル崩壊後の株価が伸び悩んだ1990年代には、アップ率をゼロにした転換社債が現れただけでなく、最近では、株式の希薄化(ダイリューション)を防止するため、転換がなかなか進まないように、アップ率を高めに設定した転換社債も出現しています。
□PTS