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分別管理について

分別管理とはどのようなものですか?

証券会社は業務上、種々の取引に伴い顧客から有価証券や現金を預けられます。

分別管理というのは、証券会社が顧客からのこの預かり資産と、自社の資産とを厳格に分けて管理することをいいます。

分別管理が行われるわけは?

保護預かり有価証券は、従来から分別管理が行われてきましたが、信用取引の委託保証金や、先物取引の委託証拠金などは、証券会社の資産と混合して管理されているものが多かったようです。

証券会社の経営が行き詰った場合、こうした資産が顧客に返却されない恐れがあります。

この点、米国や英国では、顧客資産を証券会社の資産から分別して管理しており、権利保全に万全を期しています。

関連トピック
どのようになっているのですか?

1998年12月施行の改正証券取引法により証券会社に顧客資産の分別管理が義務づけられ、1999年4月から実施されました。

これにより、顧客から預かった有価証券や現金は自己の資産と分別して保管しなければならなくなりました。

そして、特に廃業した場合などに顧客に返還すべき現金は、顧客分別金として、その保管を信託会社などに信託しなければならないとされました。


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