金融の法律ナビU



ブラック・ショールズ・モデルについて

ブラック・ショールズ・モデルとはどのようなものですか?

ブラック・ショールズ・モデルというのは、1973年に、フィッシャー・ブラックとマイロン・ショールズが発表したオプションの計算式です。具体的には、次の変数を入力すればプレミアムが算出できるとするモデルです。

■対象商品の価格
■行使価格
■取引最終日までの期間
■短期金利
■ボラティリティ...など

ブラック・ショールズ・モデルの特徴は?

ブラック・ショールズ・モデルは、いくつかの前提は必要になりますが、計算も容易でオプション取引の拡大に寄与したといえます。

ちなみに、清算機関の日本クリアリング機構は、各種オプションの清算指数の算出に利用しています。

関連トピック
フリーキャッシュフロー・バリュエーションとはどのようなものですか?

フリーキャッシュフロー・バリュエーションというのは、個別銘柄の理論株価を算出するためのモデルのひとつです。

フリーキャッシュフローとは、企業活動の内部から生み出された現金のうち、増加運転資本や設備投資など企業の維持発展に必要な現金を除いたものであり、わかりやすくいうと、自由に処分できる現金のことをいいます。

このフリーキャッシュフロー・バリュエーションという分析においては、通常、各期の営業利益に減価償却費を加え、増加運転資本や設備資本を差し引いた形で把握します。

また、将来にわたる予想キャッシュフローを、時価ベースの負債と自己資本(株主資本)の加重平均資本コストで割り引いて現在価値に引き直します。

そして、これに保有資産の時価評価額を加えた値が企業全体の価値になりますから、そこから負債を引いたものが株主価値となります。

フリーキャッシュフロー・バリュエーションの見方は?

上記のように算出された株主価値と株式の時価総額を比較して、現在の株価が割安か割高かを判定します。

とはいえ、この手法については、現在の事業戦略が妥当かどうかの判定に使えるといった特色はありますが、算出が複雑であり簡便さには欠けているといえます。


プライベート・エクイティとは?
フリーキャッシュフロー・バリュエーションとは?
日本のプルーデントマン・ルールは?
プログラム売買とは?
分別管理とは?
ブラック・ショールズ・モデルとは?
プルーデントマン・ルールとは?
プレミアムとは?
分散投資とは?
分別管理の義務付けとは?

5%ルール

ニューヨークダウ工業株30種平均 バリュー株投資

日本の主要産業
各国通貨の略号(記号)
経済指標の種類
ロシア危機とヘッジ・ファンドの破綻
レバレッジ効果によるリスク
リスクとリターンは同じに
ストップロス注文を使いこなす
移動平均線
仮需と実需
三角フラッグの見方とパターン
クロス円のトレンドの特徴
日本の金融政策
インターネット取引と対面取引

Copyright (C) 2011 金融の法律ナビU All Rights Reserved