クラウンジュエルとはどのようなものですか?
クラウンジュエルというのは、敵対的な買収に対する防衛策のひとつです。具体的には、買収対象となった企業が自社の重要な資産や子会社などを第三者に売却したり、分社化するなどして、買収者の戦意を削ぐことを目指すものです。
ちなみに、買収対象となった企業を「王冠」にたとえて、重要な資産である「宝石」をはずせば、王冠の価値が減るので、クラウンジュエルと呼ばれます。
焦土作戦とは?
ライブドアが仕掛けたニッポン放送株の争奪戦では、同放送が保有するフジテレビジョン株が「宝石」に見立てられました。
ニッポン放送はフジテレビジョン株を投資会社に貸し出し、ライブドアの攻勢を回避しようとしたわけですが、このような買収防衛策のことを「焦土作戦」といいます。 |