導入預金とは?
導入預金というのは、特定の第三者に融資することを条件として預金することをいいます。
具体的には?
導入預金は、具体的には、例えば、Aが金融機関に対して、預金者Bを紹介するからCに融資して欲しいというような形で行われます。
この場合、Aを導入屋と呼びます。
ちなみに、導入預金に頼らないと融資が受けられないようなCというのは、信用力が乏しいだけでなく、謝礼としてBに裏利をとられるので、貸し倒れの恐れが高くなります。
このことから、1957年には、「預金等にかかる不当契約の取り締まりに関する法律」が成立し、導入預金をした者は当然ですが、媒介をした導入屋や導入預金に応じた金融機関の役職員も処罰されることになりました。 |