同時決済(DVP)とは?
証券取引のように、資金と証券双方の受け渡しを伴う双務契約型の取引では、決済日当日における資金と証券の受け渡しが別々に行われると、一方の当事者がリスクを負います。
このリスクを削減するためには、資金・証券の同時決済(DVP:Delivery Versus Payment)が必要になります。
日本の同時決済(DVP)は?
日本では、国債の決済について、1994年4月以降、日銀ネットでは国債の受け渡しを行うシステムと、当座預金の受け払いを行うシステムがリンクされ(国債DVPシステム)、資金と証券の同時決済が可能となっています。
ヘルシュタット・リスクとは?
ヘルシュタット・リスクというのは、外為取引の決済において、時差の関係などからDVPが実現していないために生ずる先渡しリスクのことをいいます。 |