授権資本とはどのようなものですか?
授権資本とは、会社が発行できる株式総数のことですが、具体的には、定款に定められ、授権資本の範囲内であれば取締役会の決議だけで新株を発行できるというものです。
米国では授権株式ともいいますが、日本では戦後この制度が取り入れられました。
商法上の授権資本は?
商法では、授権資本の枠は、既発行株数の4倍を超えてはならないと規定されています。
授権資本のメリットは?
既発行株が授権資本の枠いっぱい、あるいは枠に近づいたときには、株主総会で授権資本の拡大を決めないと、次の増資ができません。
つまり、授権資本制度は、一定限度について増資の決定権を取締役会に与え、資本調達に機動性を持たせるというメリットがあります。
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