マネーサプライというのは、民間非銀行部門に流通している通貨の総称です。 このマネーサプライは、流動性の程度によりいくつかの分類がなされています。
日本におけるマネーサプライは、現金通貨(銀行券、補助貨)と要求払預金(当座預金、通知預金等)を合わせてM1、これに定期性預金を加えたものをM2、さらに郵便貯金、農協・漁業等の預貯金等を加えたものをM3と呼んでいます。
マネーサプライ目標値というのは、金融政策上の中間目標とされる量的金融指標のことをいいます。 このマネーサプライ目標値の背景には、中央銀行が最終目標との関係で適正と思われるマネーサプライの水準を目標とし、この水準にマネーサプライを誘導していこうという考え方があります。 しかしながら、マネーサプライは中央銀行にとって必ずしも完全にコントロール可能なものではなく、実体経済との関係も少なくとも短期的には安定的ではない局面もみられます。 ちなみに、このような問題は、多くの国で金融の自由化、国際化が進む中で強まってきていて、マネーサプライを中間目標とする政策運営から、最終目標であるインフレ率に対して直接目標レンジを設定する運営に移行する中央銀行もみられます。
□手形貸付
□ECB・FRB □外国為替市場が2つある □金(ゴールド)と金鉱山株の関係 □南アフリカランド相場の変動要因